阿多田島灯台資料館(旧白石挂灯立標吏員退息所)

 阿多田島は大竹市の沖合い南東約10kmに浮かぶ小島で漁業の盛んなところである。この島にあった灯台官舎(旧白石挂灯立標吏員退息所・安芸白石航路標識事務所)は平成8年(1996)に阿多田島灯台資料館としてオープンした。日本の近代化を担っていたこの建物は本来の役割を終わって十数年経過していたが、明治建築の良さを再認識されかってこの建物で見守り続けた灯台関連の資料館として再生されたものである。なお、本資料館の関連三施設は平成8年(1996)11月に文化財保護法の改正で導入された「文化財登録制度」の県内最初の登録建造物となった。
 しかし、本資料館は離島振興法に基づいて集団宿泊研修施設とともに整備されたものであるが、離島のためと主要施設の性格状多くの集客は望めず残念ながらあまり活用されていないようである。また、台風による油庫前の通路や石段が破損状態のままで破損が進行しており、管理自治体の十分な維持管理が行き届いていないようであり今後の行方が危惧される。
 

白石挂灯立標吏員退息所の設置

灯台資料館の施設

  資料館棟

 ・ 物置棟

  油庫棟

建築手法の詳細

  資料館棟

  物置棟

 ・ 油庫棟

関連略史

阿多田島灯台資料館関連文献

阿多田島灯台資料館の位置

リンク
灯台資料館来館者







 





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