国産9.5mmカメラについて


 国産の9.5mmカメラについては資料が乏しく明らかでないが、小型映画技術史によると日本への9.5mmの上陸については、1924年(大正13年)に伴野商店が9.5mm映画を輸入したとされている。愛好者による機関紙、全日本パテーシネ協会による『パテーシネ』は1933年(昭和8年)から1940年(昭和15年)まで発行されており、太平洋戦争直前の1940年頃(昭和15年)まで流行したが、1941年(昭和16年)以降はフィルムの入手すら困難になった。戦後になり、16mmや8mmは人気となったが、パテ・ベビーが再度盛り返すことはなかった。なお、国産の9.5mmカメラついてはカメラはシネホーム製ものが文献上で確認されるのみである。映写機については、明治貿易によるアルマ映写機、16mmとの兼用機だったエルモによる躍進号、小西六のさくらスコープが発売されている。」と記されている。小型映画技術史−小型映画の歴史と概略(http://i2da.hp.infoseek.co.jp/kogata/kogataeigacontent.html)
 上記のシネホーム製国産9.5mmカメラについては明らかではないが、その他の判明した資料や国産9.5mmカメラを下欄で紹介する。
 この冊子は大阪市の科学と模型社が昭和12年(1937)1月1日に発行した『作り易い9.5mm撮影機と映写機の作り方』でこの中の記述に「近時はパテーベビー或は16粍機の如く極小型の撮影機が現はれて来たので、これなら一度は手に持って見ようかと思って値段を聞いてみると何十圓何百圓と言われて一寸出しかけた手も引こませなければならない次第です。」とある。
 まだ国産の9.5mmカメラについての記述はなく製造されていなかったものとみられ、輸入9.5mmカメラも相当に高価のためこのような手作りの解説冊子が発行されたのである。
 本機の銘文にはMade in Japan by NIPPON Eigaki & Co とあり日本映画機社が製作した9.5mmカメラであることがわかる。
 昭和12年(1937)〜昭和15年(1940)頃に製造されたものと思われ機種名はEXCEL MOTO MODEL−Lであり、Pathe' Fre'res社の9.5mmカメラをモデルに製作されたのではなかろうか。
  EXCELとあるので上欄機種の後継機又は高級機であろうか。詳細は不明である。(ヤフーオクション画像より)  
 本機の銘文にはMade in Japan by NIPPON Eigaki & Co とあり日本映画機社が製作した9.5mmカメラであることがわかる。
 昭和12年(1937)〜昭和15年(1940)頃に製造されたものと思われ機種名はPONY MOTO MODEL−Aであり、Pathe' Fre'res社の9.5mmカメラをモデルに製作されたのではなかろうか。
   
 本機の銘文にはROLA K.N.W TOKYO JAPANとあり東京のROLA K.N.W社が製作した9.5mmカメラであることがわかる。
 昭和12年(1937)〜昭和15年(1940)頃に製造されたものと思われ機種名はCINE ROLAであり、Pathe' Fre'res社の9.5mmカメラをモデルに製作されたのではなかろうか。(ヤフーオクション画像より)
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